Category: 施術関連 (page 2 of 2)

システムズアプローチ ~「こころ」と「からだ」の相互作用~

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、

「こころ」と「からだ」の関連をとても大切にしています。

 

「こころ」のありようは「からだ」に影響を及ぼし、

「からだ」のありようもまた「こころ」に影響を及ぼします。

 

このように、「こころ」と「からだ」が相互に影響し合うシステムのことを

「心身相関」と言ったりします。

 

例えば、

ストレスなどにより不安や緊張、恐怖、憂鬱、イライラなどの感情が続くと、

自律神経系やホルモン系、免疫系に影響を及ぼし、

頭痛やめまい、耳鳴り、立ちくらみ、のぼせ、動悸、胃もたれ、便秘、下痢、月経不順、手足の冷え、不眠、アレルギーなど、

身体症状を引き起こし、

これらの症状がストレスに加わり不安や緊張、恐怖、憂鬱、イライラなどの感情を強め、

自律神経系やホルモン系、免疫系に・・・・・・

といった具合に、「こころ」と「からだ」は「円環的に作用し合っているのです。

 

自律神経失調症や更年期障害などの症状は、まさにこの心身相関システムが悪循環を起こしている状態と言えます。

また、一見して「こころ」とは無関係と思われる首こり、肩こり、腰痛といった症状も、実際は心身相関システムがはたらいているケースが多いのです。

 

湘南さがみはりきゅうマッサージでは、この「こころ」と「からだ」の相互作用の「システムそのもの」に着目し、そこに様々な方法を用いて変化を促していきます。

このようなアプローチの仕方を「システムズアプローチ」と言います。

 

ではどのような方法を用いるのかというと、そこにはまた様々なシステムズアプローチが介入してきてここには書ききれないので、また改めてお話しできればと思います。

 

湘南さがみはりきゅうマッサージ(http://www.ss-harikyu.jp)

 

 

心ここにあらず

身体はいつも「今ここ」にあるのに、頭の中は心配や不安、後悔などで未来と過去を行ったり来たり・・・、そんなことはありませんか?

そんな、「心ここにあらず」の状態の時、脳は余計なエネルギーを消費して、「疲労して」います。

漠然と、ボーッと考え事をしているようでも、多くのエネルギーを使っているのです。

 

脳が疲れてくると、脳内の鎮痛システムや自律神経の働きが乱れ、身体症状として現れることもあります。

「身体症状」と「脳疲労」が密接に関わり合っていることも少なくないのです。

過去や未来を忙しく走り回っている頭の中を「今ここ」に留め、脳の疲れを癒してあげましょう。

 

その方法については、また改めてご紹介したいと思います。

 

「触れる」ということ

日頃、認知症の方への訪問マッサージ施術もさせていただいています。

 

目的はあくまでも筋力低下や関節拘縮を防ぐといった身体機能の改善ですが、マッサージの効果はそれだけにとどまりません。

 

認知症の症状は主に「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」の2つに大きく分けられます。

 

記憶障害や見当識障害など、脳の器質的な変化によって直接引き起こされる中核症状については、マッサージで改善されることは、私の経験上ありません。

 

しかし、本人の性格や周囲の環境、対人関係などを背景として現れる諸症状、BPSDについては、マッサージを行うことにより、特に精神的な落ち着き、不安や抑うつの低下といった改善が見込まれるケースもあると、経験上感じています。

 

マッサージによる「触れる」という行為は、認知レベルよりももっと根源的な、生物学的レベルへのアプローチなのです。

定年祝い

昨日は、七沢病院東洋医学科研修時に大変お世話になった先生の、定年を祝う集まりがありました。

この先生は、飄々とした雰囲気でとっても気さく、人を緊張させない温かみのある方で、研修に来た私にもざっくばらんに、鍼灸に限らず色々なお話をしてくれました。
話をしていると、「へぇ~どうして?」とか、「それでそれで?」とか、普通なら聞き流してもよさそうなところにもどんどん興味を示してくれるので、「自分のことを分かろうとしてくれているんだな~」と、とても気分がよくなり、心を開いて話したくなるような方でした。

このような肯定的、受容的な態度は、人に対してだけでなく、治療法に対してもそうで、一つのやり方にとらわれず、さまざまなやり方にまず興味を持って研究され、先生流にミックスしているように当時の私には感じられました。

昨日お会いした時も、私の近況に興味を持っていただき、以前と同じような雰囲気で、楽しくお話しさせていただきました。

先生、長い間お疲れ様でした。これからもお変わりなく、いつまでもお元気で。またぜひ一杯やりましょうね!

鍼灸施術の健康保険適用

鍼灸施術は、以下の疾患・症状の場合、療養費の対象として健康保険が適用になります。

 

・神経痛

・リウマチ

・頚肩腕症候群

・腰痛症

・五十肩

・頚椎捻挫後遺症

など。

 

以上の疾患・症状で、医療機関の治療を受けても改善せず、それ以上医師による適当な治療手段のない場合に療養費の対象となります。

その際、医師による同意が必要となります。(当院で用意する同意書に記入していただきます。)

 

当院では、痛みのために歩行困難、外出困難など日常生活に支障が出ている方や、手術後も症状が消えずに残っている方などが、療養費の対象として施術を受けられています。

往療(往診のこと)は、現在伊勢原、厚木、海老名、秦野(一部)、平塚、寒川で行っています。

費用など、詳しいことについてはお気軽にお問い合わせください。

 

耳鳴り

今日3月3日は・・・

そう、みみの日ですよね。

先日、耳鳴りが主訴の方を治療しました。

治療の10日ほど前から左の耳鳴りがひどく、夜寝られないほどとのことでしたが、

1回の鍼灸治療でほとんど軽快しました。

 

東洋医学では、耳は五臓の「腎」と関係が深いとされています。

腎の衰えは平たく言えば老化のようなもので、老化が進むと

腎と関係の深い耳に症状が出る、という理論ができあがります・・・、

 

が、これは五臓の働きの、ほんの一部分を切り取っただけにすぎません。

それに、鍼灸の臨床の場ではこういった理論はほとんど役に立ちません。

「耳鳴りは耳の症状だから腎のツボ」、という杓子定規な考えでは、

目の前の患者さんの苦痛を、とうてい理解することができないのです。

 

理論以上に重視すべきは、患者さんから得られる情報です。

今回の方も、問診に時間をかけて情報を収集、整理して見立て、

耳鳴り以外の副訴やメンタル面からもアプローチして治療しました。

耳周辺には鍼を刺しませんでしたが、結果的に患者さんの症状が軽減し、

喜んでいただけたのがなにより嬉しいです。

 

そうそう、今日はひな祭りでもありましたね。

夕食はちらしずしでした。

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当院で使用している針は、すべてディスポーザブル(使い捨て)です。

一度使用した針を再度使用することはありません。

 

針は長さ、太さがさまざま。症状や部位、体質によって使い分けます。

ちなみに一番左(赤色)の針の太さは直径0.16ミリで、この中で一番細いもの。

一番太い黄色の針でも直径0.24ミリです。

 

痛みを感じることはほとんどありませんのでご安心ください。

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